キャロルのお悩み相談所「情熱の再発見 新しいトレンドの発見」

出典:https://www.giftsanddec.com/blog/savvy-store-solutions/rediscovering-passion-and-discovering-new-trends-a-qa-with-carol-schroeder/

giftsanddec.comで定期的にアップされる小売店舗向けのQ&Aコーナーが秀逸なのでご紹介させていただきます。

キャロル・シュローダー

ウィスコンシン州マディソンにあるオレンジツリー・インポートの共同経営者として、キャロル・シュローダーは40年以上にわたって小売業界における知識を蓄積してきました。毎週更新するブログ「Specialty Shop Retailing」のほか、「Gifts and Decorative Accessories」に隔月でQ&Aコラムを執筆しています。

Q: 小売業をもう一度楽しくするためには、どうしたらいいのでしょうか?

人手が足りないので、一日中売り場で仕事をして、家に帰って夜までオンラインで注文を書くということがよくあります。ショップを開くと決めたとき、それが自分の人生を支配してしまうとは思いもしませんでした 小売業をもう一度楽しくするためには、どうしたらいいのでしょうか?

A: この機会に、ショップ店員として何が一番好きなのかを考えてみてはいかがでしょうか。

この数年間が非常にストレスフルだったのは、あなただけではありません。もし、私たちがパンデミック(世界的大流行)の時代から、たくさんの新規求職者を抱えて抜け出していたなら、状況は変わっていたかもしれません。しかし、私たちは記録的な低失業率に直面しており、同時に、巨大なオンライン競合他社が2020年以降、アマゾンの年平均成長率約23パーセントを記録しているのです。 あなたは、より懸命に働いているにもかかわらず、売上や利益が減少しているかもしれません。

私たちは、店舗を運営するよりももっと簡単で、信頼できる収入を得る方法があることを知っています。 もちろん、事業の存続と成長には収益性が不可欠ですが、お店をオープンしたのは、「お金を稼ぎたい」ということ以上の動機があったのではないでしょうか。 小売業で最も喜びを感じる部分に仕事の時間を集中させ、ワークライフバランスがとれるようにスケジュールを調整することで、ストレスも軽減されるのではないでしょうか。

(中略 出典元サイトを御覧ください)

最低でも週1日、理想は週2日の休みを取ることで、充電の機会を得ることができます。自分がいないときにお店を円滑に運営するためには、スタッフの教育をしっかり行っておく必要があります。

従業員は、あらゆる種類の接客方法を知っていますか? 必要な備品がどこにあるか知っているか? 天候が悪化したときに店を閉めるかどうかなどの判断をする責任者を決めていますか?  勤務中の従業員から常にメールを受け取っていては、十分にリラックスすることができません。

年に一度は、展示会の最後に2日ほど休暇を取るようにしましょう。 店舗から離れることで、自分の生活にビジネスがどのようにフィットしているのかが見えてきますし、新たなエネルギーと熱意を持って戻ってこられるといいですね。

Q:新しいトレンドの評価と、それが当店にふさわしいかどうかの判断について

ノームはそろそろ帰るべき?アップサイクルは流行りなのでしょうか?新しいトレンドの評価と、それが当店にふさわしいかどうかの判断について、アドバイスをお願いします。

A: 、新しいトレンドを取り入れるには「浅くても広く」と注文するのが賢明です

私たちの業界では、年ごとに商品が変わるので、常に新しいものをお客様にお見せできるのが魅力です。 フィジェットスピナーのような流行に乗らなくても、扱う商品の色調やモチーフ、スタイルの微妙な違いには敏感でありたいものです。

展示会は、これから何が流行るかを知るのに最適な場所です。 なぜなら、ベンダーは最新作を作る前に、何が流行るかを見極めるために努力しているからです。彼らは、小売店が注文したもの、そして再注文したものをもとに、その予測を立てています。また、アメリカのトレンドはヨーロッパで生まれたものが多いので、海外の展示会にも足を運んでいる人もいます。通路を歩きながら、同じ色、同じデザイン、同じ製品が複数の会社から出されていないか、注意してみてください。

(中略 出典元サイトを御覧ください)

お客さまは自分のお金で投票しているので、新しいトレンドを取り入れるには「浅くても広く」と注文するのが賢明です。つまり、各SKUの数はほんの少しですが、新しいラインやカラースキームの代表的なものをお客様に提供するのに十分な数の異なる製品を用意するのです。 もし流行らなかったら、値下げしてそのお金で他の商品を買うという損切りをしましょう。しかし、トレンドを先取りしている可能性もあるので、将来的に再挑戦することも視野に入れておきましょう。

なかなかこういうアドバイスを公開してくれる専門家は日本ではあまり見かけません。ぜひ興味があったらキャロルを追いかけてみてはいかがでしょうか?