【経営戦略を事例で解説】コンビニの商品ロスは多い方が●●だった!?

「戦略」と「戦術」の違いを知ろう

突然ですが、あなたはコンビニでバイトをしたことありますか?
今日のテーマは「戦略と戦術」です。
コンビニの事例を通して戦略と戦術の違いを知ることで、あなたが勤めている会社や所属している部署が、どのような戦略を持っているのかが分かります。
それによって、あなたの仕事の効果や効率も高められると思うので、ぜひ最後までブログを読んでもらえたら嬉しいです。

コンビニの廃棄ロスは経営者が負担する

コンビニには、いろんな業務がありますが、その中の大事な仕事に「発注」というものがあります。
「何を何個をください」って注文する仕事ですね。
あるコンビニで働くAさんとBさん。どちらも発注担当者です。

・Aさんの発注は廃棄ロスが少ない
・Bさんの発注は廃棄ロスが多い

商品が賞味期限間近になると、コンビニとしては売り物になりませんから捨てるわけですよね。
これを廃棄ロスと呼びます。
この廃棄ロス。実はコンビニの経営者であるオーナーの利益から差っ引かれます。
廃棄ロスが少ないAさんと、廃棄ロスが多いBさん。
果たしてコンビニのオーナー(経営者)から評価されるのはどちらでしょうか?

「何」と「どのように」の違い

実は評価されたのは、廃棄ロスが多かったBさんの方なんですね。
それを紐解く鍵が、今回のテーマの戦略と戦術にあります。

戦略というのは何をするか。つまり「What to do」長期的な視点です。
一方で戦術というのは、どのように行うか「How to do」短期的な視点です。

組織というのは「何をやるか」がブレてしまうと落ち着かない組織になります。
一方で「どのようにするか」という部分は臨機応変に変えて行った方が機動力がある組織ということになります。
組織というのは、戦術よりも戦略を優先します。

廃棄ロスを増やしても手に入れたい「店舗のイメージ」

今回、コンビニのオーナーは、廃棄ロスをカットすることによる短期的な利益よりも、廃棄ロスを増やしてでも常に棚にたくさん豊富な商品が並んでいる「バラエティ豊富な欠品が少ないお店」というイメージを消費者に持ってもらうことの方が、長期的には大きな利益に繋がると判断しました。
廃棄ロスが少ないということは、言ってみれば最低限の発注しかしないので、場合によっては棚がスカスカになってるってケースもあるんですよね。それを嫌がったんです。

いかがでしょうか?
あなたが日々行っている業務で、会社や自分の部署がどういう戦略を持っているのか。
これを知ることが出来れば、自分自身の目の前の業務の効果も効率も格段に高めていくことができます。

ぜひ、あなたの勤める企業の戦略に目を向けてみてください。

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参考文献
●『MBAエッセンシャルズ(第3版)』内田学編著、岩瀬敦智ほか著(東洋経済新報社)

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