【経営戦略を事例で解説】 新卒が将来の目標を立てられない理由とは?

経営を学ぼう

あなたは、「経営とは何ですか?」と聞かれたら、自信を持ってはっきりと答えることができますか?このブログでは、あなたがどのような部署に配属されることになったとしても、自分が勤める企業への理解が深まるよう、経営戦略の基礎知識について解説します。

今回は、「経営戦略を事例で解説するブログ」の記念すべき第1回目ですから、少し私の話をしたいと思います。
私は新卒で、ある大手小売業に入りました。
そこで販売や、エリアマネージメントの仕事をしていくことになるのですが、入社してすぐのころ、新入社員研修の時に上司から忘れもしない言葉を投げかけられました。

なりたい自分が見つからない

「君はこの会社で、5年後 10年後 20年後、どうなっていたい?目標を持つことが大事だよ」

もちろんそうですよね。
目標を持つのって大事ですよね。
ところがその時の私は、具体的なイメージを持つことができませんでした。

「まぁ まだ具体的に配属になって働いてるわけでもないから分かんないのかな…」

そう自分を納得させて、部署に配属されたあとは目の前の仕事を一生懸命こなしていきました。
けれども、いつまで経っても自分が10年後どうなっていたいのか。
20年後どうなっていたいのか。
具体的な目標を立てることができなかったんです。

皆さんはどうでしょうか?
5年後 10年後 20年後の目標を既に立てられているでしょうか?
私は立てることができませんでした。

そこで、ちょっと考えてみて頂きたいんですが、なぜ私は将来の目標を立てることができなかったんでしょうか?

自分で考えろ!って話ですけどね(笑)
でも、「なぜ?」を考えるのが重要です。

成長したければ、終わりを思い描くことから始めよ

その答えを紐解く鍵が、今回のテーマの「経営を学ぶ」というところにあります。
目標というのは「将来自分がこうありたい」というあるべき姿です。
もちろん、このあるべき姿の目標を立てるのか立てないのかは人それぞれです。

ただ、有名なベストセラーの”七つの習慣” という本の中で終わりを思い描くことから始めるのが良いということが第2の習慣として紹介されています。

終わりを思い描くって言うと、ちょっと不吉な感じもしますけど、要は将来のことをイメージして、そこから始めた方がしっかりと成長できるというメッセージです。

もちろん、これも賛否両論あると思います。
私も若い頃は、そのメッセージを読んでもピンと来なかったりもしたんですけど、いろんな年齢の人たちと接しているとやっぱり何かしらの目標を持っている人の方が成長スピードは早いなという風に感じます。

さらに言うと、働き方だって人それぞれですよね。
一生懸命バリバリ働きたいって人もいれば、趣味が大事だから、とにかく趣味のお金を稼ぎ出すために働くんだって人もいます。

ただし、どんな働き方にせよ成長できた方が楽しいと思います。
成長するためには何が必要か。

「終わりを思い描く」
つまり将来をイメージすることが重要になります。

仕事での将来は、もともとイメージしづらいもの

私がなぜ将来をイメージできなかったのか。
それはおそらく、自分が実際にどのような業務を行うのか。
そして将来どんな仕事に就いていくのかが見えなかったからなんです。

これが仕事ではなく、スポーツの試合だったら分かりやすいでしょうか。
例えば大谷翔平選手が、メジャーリーガーになりたいために計画的に色々と努力していたというのは有名な話ですよね。
メジャーリーガーがどういうパフォーマンスをしているのかはメジャーリーグの試合を観ればすぐに分かりますよね。

一方でビジネスというのは、なかなか見えないんですよね。
例えば新入社員の時に、

上司の人がどういう動き方してるのかな…
会議でどういう発言してるのかな…
資料ってどういう資料作ってるのかな…

と思っても、なかなか見せてもらえないじゃないですか。
同席させてっていうのも気が引けますよね。

だから見えないんです。
イメージできないんです。
だから あるべき姿っていうのがイメージできないんですね。

経営を学べば将来をイメージできる

そのあるべき姿をイメージするためにどうすればいいのか。
いろんなやり方があると思いますが、私がたどり着いた一つの答えが

経営について学ぶ

ということになります。
経営はどんな風に行われていて、どういうことを考えながら決められていくのか。
それをしっかりと身につけることができれば、経営者や上司が、どんな考えを持っているのかが分かります。
そうすると、具体的に

「こういう経営判断をしてるんであれば、こういう仕事ができるかもしれないからその仕事のエキスパートになろう」

というイメージをしやすくなると思います。

私がなぜ将来の目標を立てられなかったのか。
それは経営についての知識が圧倒的に不足してたからではないかと私自身は考えています。

ですから 皆さんにはこれから経営について学んでいただいて、少しでも皆さん自身が、5年後 10年後 20年後にどういう風になっているのかという将来像を考えるきっかけにしていただきたいと思います。

なぜならば将来像を考えてもらえればそこに対して、どんどん自分の努力を一直線に積み上げていけるので
成長スピードが早まるからです。

間違いなく会社は皆さんの成長に期待しています。
ですから皆さんは、このブログで経営をしっかりと学んで、自分自身が成長するエンジンを身につけて、豊かなビジネス人生を歩んでいただきたいと思います。

おススメの記事はこちら↓
「なぜ新人が会社の経営戦略を先読みできたのか」
【経営戦略の策定】の視点から解説していますので、併せてチェックしてみてください。

参考文献
●『完訳 7つの習慣 人格主義の回復』スティーブン.R.コヴィー著(キングベアー出版)
●『エッセンシャル思考 最少の時間で成果を最大にする』グレッグ・マキューン著(かんき出版)

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